書籍「本当に買うべき投資信託」を読んだ感想 [投資関連の書籍]
金融機関が教えてくれない
本当に買うべき投資信託
という本を、去年読んだのでその感想を書いておきます。
去年、
やばい系の投資信託を買っていた頃に、
これでいいんだろうかと不安になって手に取った書籍です。
※結果としてその不安は的中し、2015年内に分配型投信はラリート以外全て売りました。
30万くらい損しました。大きめの4Kテレビが買えたな・・・
読んだ最初の感想は、
私のような鼻たれ庶民にとって、3,000万とか5,000万の額の
実例を挙げられても、ちょっと実感が沸かないというか、
そんだけあったらそんな頑張らなくてもいいんじゃないか、
と思ってしまいました。
また、買うべき投資信託の3つの条件というのがあって、
②ファンドマネージャーの腕は良いか
③集中投資しているか
以上の3つが揃っているファンドがいいとの事。
①は現金比率をある程度、例えば総資産の50%まで持つ事ができて、
相場下落時に対応できるようにするための条件との事ですが、
相場の上げ下げのタイミングを見極めて株を売ったり買ったりするので、
②のファンドマネージャーの腕によって運用成績が左右されるとも言えます。
上記条件を3つもしくは2つ満たしている投信として、
やたらと以下の投信を推してきます。
・ザ・2020ビジョン
・みのりの投信
・モルガンスタンレーグローバルプレミアム株式オープン
・クルーズコントロール
・ピクテ・マルチアセット・アロケーションファンド
結局この本で推されている投信はひとつも保有していないので、
なんだか否定的な感想になってしまいましたが、
これらの投信を保有していて儲かっている方がいたら申し訳ないです。
凄腕のファンドマネージャーのお陰で成績が良かったとしても、
ファンドマネージャーが変わっちゃったらどうするの、
というリスクがありますので、中々購入に踏み切れないですね。
投資の神様であるウォーレン・バフェットもこう言っています。
なぜなら遅かれ早かれどの会社もそういう人が経営するのだから。」
ん~、言うことが違いますね。このおじいちゃんは。
なので、長期投資を前提にした場合、ファンドマネージャーの腕に頼らずとも
それなりの成績が出せるような、インデックスファンドやETFを保有するのが
無難なんだろうな、とこの本を読んで思いました。
ではまた。